おうとつげぇむ録 殻ノ少女

殻ノ少女

タイトル:殻ノ少女
ブランド:InnocentGrey
ジャンル:サイコミステリィアドベンチャー
ハード:Windows:2000/XP/Vista

 サイコミステリィアドベンチャー

 私だって偶にはこういうジャンルやりたい時だってあるんです。


 なんか良く分からんが凄いゲームでした。

 いや何一つ分からん事はないのですが。

 何一つは言い過ぎました。


 時代は昭和中期、私立探偵である主人公『時坂玲人』は纏まった金が入ったので暫く休暇にしようと実家に帰省したのですが、そこで
友人の刑事から連続猟奇的殺人事件を
妹の学校の教頭から連続女学生失踪事件を
急に絡んできた謎の少女から自分探しの手伝い

を依頼されてしまいます。

 休暇にするっつってんだろ!!

 しかし殺人事件の依頼は断らないポリシーの時坂さんは猟奇的殺人事件の依頼を受ける事に、女学生失踪事件も妹の学校に加え妹の頼みもあり、渋々快諾。女学生の自分探しの依頼も、まぁ時間があればやってやるよ。との事で結局三つの依頼を受ける事になります。

 時坂さん優しい!!

 事件の概要を聞いて行く内に、自分探しは置いておくとして残りの二つの事件は繋がっていると感じた時坂は本格的に調査に乗り出します。

 教頭先生の計らいもあり情報収集の一環として、臨時講師として妹の学校へと潜入調査をする事になります。

 なるほどね! 

 これで女学生達とキャッキャウフフな展開になるわけだ!


 なんてったって、これ見よがしに特定のキャラ(女学生)が毎日同じ場所に現れる様になりますからね。のみならず、いかにも事件について何か重要な事を知っている様子。

 あーこりゃ時坂先生の手練手管で心を解きほぐされて女の子はメロメロで事件も解決HAPPYENDですわーと思ってたら

 保健室でその娘とセックスした直後に娘共々ぶっ殺された

 おおぉおおおおお!??

 女子学生に手を出したから天罰が(違う)

 
 冗談は置いておくとして、このゲーム初見での緊張感はなかなかのものですね。

 なんというか、誰が殺されてもおかしくないという空気がヒシヒシと伝わってきます。

 女学生が連続で失踪して猟奇的に殺される事件の調査で女学校に潜入捜査するわけですがそこで仲良くなった女の子達も

 メインキャラになったからもう安全

 とはいかないんですよね。

 このゲーム、結構随所に初見殺しが潜んでいて舐めてプレイしていると上記の様にぶっ殺されたりして先に進めないんですよ。といってもゲーム上技術が必要な物でもないですから、死んだ後に冷静になってちゃんと捜査すると抜けだせる仕組みな訳ですが、この初見になぁなぁでプレイしているとぶっ殺される。というのが結構上手く作用しているんですよね。

 BADENDになると当然主人公が死ぬなり、心が折れたりするわけですが必ず主人公の知り合いのキャラ(名前立絵あり)も最低一人は犠牲になるんですよね。
 ちょっとした知人から、妹、果てはゲスト出演している前作の主人公ヒロインまで容赦なくぶっ殺されます。

 そんなBADENDを見てくると「あっこのゲーム殺す時は殺すぞ」と理解するわけです。

 そしてそんな認識を刷り込んだ後に、見計らったかのように死亡フラグを立てていく周りの取り巻きさん達

 うわぁあああああああああ

 そして立てた以上は回収するフラグ(ゴア描写付き)

 恐ろしいゲームだ……

 なんというか良い意味で読者の予想を裏切らないゲームという感じですね。

 これは死んだなーと思ったら死ぬのもそうですが
「コイツ怪しいな」
 と思ったやつは基本的にそのまま犯人なのもいっそ清々しく感じます。

 まぁ登場上人物の8割くらいは怪しい奴なんですが

 その中でもひときわ怪しい奴が犯人だと思えばまず間違いはないでしょう。

 後半の怒涛の種明かしも小気味良いですが、細かい所もよく気を配っていて良いですね。
 最初の事件終盤のミスリードはなかなか上手いなーと思いましたね。危機感を煽るのに成功しているし改まって見返すと意味が分かるし良い演出でしたし、葛城シンからサインを貰ったのが小林さんだとか読み返してみると新たな発見があるのは、こういうジャンルの良い所ですね。

 基本的に良く出来ていて面白かったのですが難点を上げるとするならば、ヒロインが空気という所でしょうか。
 最後の最後でエンディングが幾つかに分岐するのですが、ミステリーノベルという性質上、事件が解決に至るまでの道筋が一本道であるため事件の結末が分岐するだけであり、ヒロインごとのルートが存在しないんですよね。

 なのでヒロインの好感度は設定されているのですが、セックスした後に別段ストーリー的に何かあるわけでもなく、エロゲーという媒体だからエロを入れた程度のものになっちゃっているんですよね。
 実際それ自体は構わんのですが、エピローグに好感度MAXのキャラのスチルが解放されるわけですがそれの回収がべらぼうに面倒くさかった。個別ENDがあるわけでもないのに中途半端にスチルだけ回収する作業が結構苦痛なんですよね。

 そして一応ストーリーに絡む筈のメインヒロイン『冬子』ちゃんも最終的に影が薄い存在になってしまっているのもちょっと残念。彼女の上記で触れた「自分探しを依頼した少女」なのですが、後半でストーリーに関係している事が分かってくるのですが、ストーリーの展開的に黒幕の正体とか問答とかにヒートアップしちゃって冬子ちゃんが若干二の次になってしまっているのが少し悲しいですね。

 しかしそこら辺を差し引いてもなかなか面白かったです。メインヒロインに救いが感じられず他のゲームならBADEND扱いでもおかしくない終わり方ではありますが、そこまで悲壮感はないというか、なんというか不思議な読後感ですね。
 というより話の展開上こうなった以上はこれ位しないと収まりが付かないといいますか
「いままで散々他のキャラが酷い目あってるのにメインヒロインだけご都合主義には出来ない」
 みたいな。このゲームの今までの流れ的にこうであってもおかしくはない、寧ろこうなるべきみたいな空気感を作る事に成功した上での終わり方って感じでしょうか。

 まぁなんと表現すれば良く分からないのですが。

 なんか良く分からんが凄いゲームでした

 以下キャラクター別感想
 ※ガッツリネタバレを含む内容があるので畳んでおきます。
・キャラクター別感想


殻ノ少女
殻ノ少女

評価
ストーリー:★★★★
キャラクター:★★★
エロ比率: ★
グロ:   ★★
関連記事

テーマ : 同人誌、18禁美少女ゲーム、同人ゲーム、エロダウンロードゲーム
ジャンル : アダルト

ブログ内検索
検索タグ
カテゴリ
消化中ゲーム
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: