おうとつげぇむ録 木漏れ日の並木道

木漏れ日の並木道

タイトル:木漏れ日の並木道 〜移り変わる季節の中で〜
ブランド:GNソフトウェア
ジャンル:恋愛アドベンチャー
ハード:PS2

 妻に先立たれた子持ちが主人公のゲーム。

 純粋エロゲーならいざ知らず、恋愛アドベンチャーでこのタイプの主人公って珍しいですね。

 そういえばこのゲームも「はるのあしおと」みたいにCGでもセリフに合せて口が動くんですが、実は結構各方面でやってたりするんですかね?

 なんか途端にどのゲームでもCG中に口や目が動いていたような疑心暗鬼に駆られてきました。


 妻に先立たれた悲しみを引きずりまくっている主人公が新しい恋に出会って立ち直る?話。

 この主人公がまぁ死んだ妻の事引きずりまくっていてですね。ことあるごとに妻を思い出してセンチメンタルな気分に陥ります。

 ちょっとした雑談にも

「そういえば未来(妻)も好きだったなぁ」

 と妻の思い出話をブッ込んできます。

 自分でブッ込んで勝手に感傷的になるので周りの人間も思わず「ヤベ!地雷踏んだ」みたいなノリになります。正直こちらとしても、プレイした瞬間から死んでいる未来さんにはなんの感慨もないのでちょっぴり鬱陶しいです。

 でもここら辺は難しいですね。最初に妻との生活などを長々やっていても話が間延びしますし、この作品みたいにチョコチョコ小だしにしても鬱陶しいですし。

 境遇としてはメモオフの智也に近いと思うのですが、彩花ちゃんの思い出話はそこまででもなかった気がするんですけどね。何が違うんでしょう?木漏れ日の主人公は口に出すことで「俺は妻が死んで悲しいぜー」と周りに主張して露骨にアピールしているのが原因なんですかね。

 それにしてもこの主人公、やたら周りからの評価が高いです。

 ヒロインからサブキャラまで彼の事を知っている人間は大絶賛です。

 老若男女シーメールまで彼の事をこれでもかと持ち上げてくださいます。

 大学生で子持ちバツイチ、生活費と大学費用は親から仕送りの寮暮らしという境遇でこの圧倒的高評価はもの凄いです。実際悪く言ってくる人間が居たらいたで不愉快ですけど、正直この周囲からのラヴコールっプリは異様です。

 傷心自殺でも行いそうで皆気を使っているとかならまぁ解らないでもないのですが、別にそんな事はなさそうです。

 ヒロインに同じ大学の看護学科生が居るのですが、出会って次の日には風邪をひいた主人公に対して

「私が看病してあげましょうか?」

 というレベルの献身ぶり。コワいです。

 どうにも周囲から異常に持ち上げられる主人公が苦手な私としては結構読んでいて辛いです。

 特にどのヒロインも「奥さんの事もあるから付き合えるとは思えませんけど私の気持ちだけは知っていて欲しいんです」と主人公尊重の保留状態になるのがどうも……

 最終的に「未来は忘れられないけど君も同じくらい愛しているって気付いたんだー」となってハッピーエンドとなります。

 内容としては死んだ姉と似ているせいで姉と重ねて見られる事がコンプレックスの義妹ルートは結構良さげでした。事ある毎に「未来に似ている」とつぶやく主人公のウザさも如実に感じられて、イライラするヒロインにも共感できます。

 姉が死んだ事で好きだった人がフリーになったと喜ぶ自分の醜さや、仲良くなっていくたびに姉の面影を重ねられる虚しさなど主人公の境遇や設定を上手く話に組み込んでいますし、悩みもシンプルで解り易くてグッドですね。

 まぁ唯一の欠点としては全然姉と似てないって所なんですけど。

 姉:黒髪ロング

 妹:緑短髪


 いや確かにこれは仕方ないとは思うんです。私だって今さらカラフルな髪に疑問を持つほど矮小な精神は持っていません。

 実際ギャルゲーやアニメに置ける髪の色は記号です。一目で見分けがつく様にしたり、キャラクターのイメージカラーをそのまま使う事で、性格などを大まかに理解させやすくしたりといった意図の物ですし。

 ピンクは淫乱。青は根暗みたいな感じですね。

 なので実際見た目は青髪でも設定上は黒髪だったりというのは良くある話です。

 それは置いておくとして。

 兄弟で髪の色が違うのもまぁありです、ただ見間違うほど似ているという設定ならある程度の統一化はしておくべきかなぁとは思っちゃいますね。

 クラナドの藤林姉妹や、ひぐらしの園崎姉妹がそれぞれ別色だったら話そのものが台無しですしね。

 実際主人公が義妹があまりにも妻に似ているので、妻と勘違いして抱きしめるシーンとかありますけど

 完全に脳がやられたようにしか見えませんしね

 まぁそこに目をつぶればシナリオはなかなか良い出来だと思います。

 あと主人公の娘が完全にマスコットキャラでしかなかったのも残念ですね。

 子持ちの人間が付き合う上での障害になり易い要素ですが、プレイヤーからの心象を考慮してなのかこの娘、誰がお父さんと結婚しようにも「お父さんが幸せならいいよー」と二つ返事です。

 来るもの拒まずです。

 因みに保育園児です。 

 正直良い子ちゃんを通り過ぎてコワいです。

 確かに幼女が愚図りだしても話的にはストレスですし、かといってヒロインが「別の女が産んだ子どもに愛情なんか注げない!」なんてリアルな話言いだしても嫌ですしね。

 そう考えるとマスコットキャラにして清涼剤として使うのが一番いいのかなぁ。

 やはり恋愛ゲームで子持ちバツイチ主人公って難しいですね。

評価
ストーリー: ★★★
キャラクター:★★

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