おうとつげぇむ録 FESTA!! -HYPER GIRLS POP-

FESTA!! -HYPER GIRLS POP-

タイトル:FESTA!! -HYPER GIRLS POP-
ブランド:Lass
ジャンル:HYPER GIRLS POP ADV
ハード:Windows:98SE/Me/2000/XP

 かなり前に購入したんですけど、プロローグが始まって10分位でノリについて行けずに中断してそのまま積んでたゲーム。

 そのため再プレイする際の印象はすこぶる悪い訳なのですが、こういう場合は全部プレイしてみると「思っているほど悪くない」という場合があるので、一旦時間をおいてイメージを最低まで落としておくことでかえって楽しむことが出来る訳ですね。

 似たような経験をしたゲームの名前からあやかり『夏夢夜話現象』と私の中で勝手に名付けています。


 『まほろば市』に引っ越してきた主人公、黒田孝弘。幼い頃にこの町で暮らしていた事があったのだが、その頃とは随分と町の雰囲気は変わってしまっていた。中でも目に付くのは道のど真ん中に描かれているオレンジ色の境界線であった。
 境界線は地面だけではなく、建物にまで施されており何処までも続いているように見える。前衛アートかなにかと思い途方に暮れている孝弘の前に、大きな鎌を抱えたブルマー姿の少女が現れる。
 驚く孝弘にブルマー少女は告げる。
『どちらへ行くんですの? 西の御剣町ですの? それとも東の鏡町ですの?』


 この『御剣町』と『鏡町』は『まほろば市』として合併したんだけど、仲が悪すぎて争いになるので境界線を引いて互いに侵入しない様にしているんですね。
 そしてこの後どちらの町に引っ越してきたのかを選択肢で選ぶことで攻略できるヒロインが変化するという寸法ですね。
 ただ引っ越す場所は違っても通う学校事態はどっちの町へ引っ越しても同じです。何故なら学校が境界線のど真ん中に建っているからです。

 じゃあ学校は中立地帯なのかな?
 と思ったら所がどっこい学校にも線が引かれていて互いの町の出身で区切られています。
 図書室も体育館も線の内側にある方の町しか使えません。当然部活動も鏡町の方にある部活には御剣町の生徒は入る事ができません。

 糞みたいな学校ですね

 明らかに教育機関としての機能を果たしてないんですけど。
 敷地は本来の半分しか使えず、図書室や体育館などの施設も自由に使えず、食堂購買も片方にか存在せず、部活動も好きに入れず、逆側の敷地への敵愾心を煽ることで差別意識を増長させる。

 糞みたいな学校ですね

 正直「家が近いから」といった理由ですら入ろうとも思わない気がします。

ぶっちゃけ私が親ならまず止めます。

 寧ろ生徒入らなくなって廃校にならない事が不思議なレベルなんですけどね。
 まぁ18禁ゲームに登場する学校である以上、最低年齢18歳以上の人間が大学に入る前に通う三年制の謎の教育機関なんですけど。まぁそれでもなぁ……通わないよこんな学校。

 んで、一年に一回行われる学園祭で町外の人から投票をしてもらい、投票の多かった方は相手側の施設を奪えるというルールなんですね。故に「FESTA!!」というタイトルな訳です。

 内容は個性的なキャラクター達を扱いながら、パロディネタを豊富に使ったラヴコメディですね。こういうのは人の好みが色濃く出ると思いますが私はちょっと苦手かなぁ……。
 特にギャグの大半がパロディなのが苦手ですね。かなり幅広く拾ってきているんですが、作品全体でパロディ中心で笑いを取るのがちょっと苦手なんですよね。パロディネタ自体は私は嫌いでもないですし、ネタもかなり幅広く拾ってきているんですが、あんまり重ねられると作品自体の魅力が感じ辛いんですよね。

 あとコメディと深刻な話の振り幅がちょっとデカ過ぎる所為でどちらのパートでもイマイチ乗りきれないないのもちょっと残念ですね。
 ぶっちゃけ境界線が作中でも糞みたいな町のルールとされているせいか、争い事態もあまり暖かい目ではとても見れないです。
 銃持ちの巫女と刀と杖を持ち歩いている双子の姉妹が争ったりしているんですが、ギャグとして見辛いんですよ。特に銃や刀がちゃんと命の危険がある武器と作中でちゃんと扱っているせいで抗争がガチっぽく感じます。その癖ギャグシーンでもバンバン銃を乱射していてどうにもチグハグなんですよね。

 エンディングを一通り見終わると「千神」というルートがタイトル画面に追加され、メインヒロインのルートと共に隠された謎みたいなのが明かされます。

まぁ結構バレバレなんですが 

 シーン回想にメインヒロインの項目だけ無い辺りある意味親切な設計とも言えますが、その所為で大体予想がついちゃうのもちょっと悲しい感じですね。

 このメインヒロインの話も、肝心な部分を端折ったしまったせいであまりカタルシスが感じないんですよね。簡単に言ってしまうと存在が消えてしまったヒロインを助ける為に主人公が自分の身を犠牲にしてめっちゃ頑張る! という感じなんですけど……

 このめっちゃ頑張る部分オールカットです。

「助ける為に頑張る!」と言った後に次のシーンで「めっちゃ頑張ったよ!」とか言いながら主人公がボロボロになってるんですね。
 正直「あぁ……そうなの?」って感じです。んで今度はヒロインが悲しむと、まぁ奇跡が起きてハッピーエンド!と相成ります。

 感動し辛ぇ……。

 主人公がヒロインにそこまで入れ込む説得力が感じませんし、そもそもヒロインが消えた理由も主人公がヒロインとヒロインの妹と二股した事で人生に絶望した事が理由だったりする所為なんですよね。茶番すぎて笑えてきます。

 新ルートの開放どころか、締め方までKEYリスぺクトな感じなんですが、こっちは積み重ねが足りなさ過ぎて心にまるで訴えてきません。

 ただ主人公が助かった理由はそこそこ納得できる締め方であったのは良かったです。

 全体的には結構良く出来てはいるんですけどね。
 キャラクターは結構個性的ですし、ストーリーの進め方も各Tipsを選んで進めていくという物でオリジナルティを感じます。また過去に見た情報の未来への影響もしっかりしていますし、サブヒロインとのエンディングもあって結構充実していますしね。
 特に男キャラとのエンディングでちゃんとセックスシーンがあるのは評価したいです。

 しかも主人公がネコ役で

 ストーリーを進めていく事でトゥルーエンドへの伏線もちゃんと臭わせてますし、結構ゲームとしては力作ではあるんですよね。ただ力作が必ずしも名作になるとは限らないというのが良く解ります。

 ゲーム全体を通してやりたい事は良く解りますし、世界観もよく出来てはいるんですけど、それを魅力的に魅せる事にことごとく失敗してしまったゲームという印象ですね。

 ただそれでも途中まではそれなりに楽しんでゲームプレイ出来てました。トゥルールートがアレだった事と、やっぱり主人公が自分本位に二股を行った事がかなり作品全体のイメージダウンに繋がってしまいましたね。
 よりによってこの二つの要素は最後の最後に続けて出てくるので、テンションゲージが一気に落ちましたね。終わり良ければすべて良しと言いますが、終わりが締まらないと本当に話って締まらないんだなぁというのが良く解ります。

 本当もったいないです。

評価
ストーリー: ★★★
キャラクター:★★★
エロ比率:  ★★
コメディ:   ★★

11eyes -罪と罰と贖いの少女-
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ジャンル : アダルト

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